この過去2ヶ月間、色々あった。カフェで働いてみたいなーと言ってた自分が、なんとカフェでのバイトがやっと見つかって、で、その同じバイトを今月末にやめる予定。まじか、こんなにあっさり辞めちゃうのか、自分にもちょっと驚いてるような、呆れてるような。けど、こういうことがあるから、バイトをしたいって言ってたから、予想通りのことが起きたというか。別に本業をやめて、カフェ立ち上げて、はい無理ですって訳じゃないから、別にいいじゃん。完全に新しい分野にチャレンジするリスクを知ってたから、こういう形態でなるべくリスクを小さくして、試してみて、やっぱりだめだって事だったから、見事じゃん。別に挫ける必要ないよ。と、上司への辞任LINEを昨夜送ってからずっと自分に言い聞かせようとしている。やっぱり気持ちは素直に頭の言うことを聞いてはくれない。
なんで辞めたのか、と言うところから話したほうが、話がまとまりそう。なんで辞めたか。色々あるけど、やっぱりバイトの為に必要なキャッチアップが結構大変で、それがやっと分かって。で、「ここまでして、自分はここで働きたいのか?」と自分に聞いたら、答えがNoだった、簡単にいうとこれだけな気がする。
もっと簡単に言えるか。やっぱり一番大きな理由は、レジだった。やっぱり、入った前からもなんとなく知ってたけど、やっぱり大変だった。メニューを覚えなくと行けなくて、それで商品ごとにどのボタンを押さないといけないかとか、とってもわかりづらい、古いシステムだからそれも学ぶのも大変で、その後ドリンクのコールを入れないと行けなくて、あとレジだから当然レシートとかお金の受渡とか、やらないと行けなくて、そういうの考えている間にコールするの忘れて、けどもうバリスタさんは何故かドリンク作ってて、列ができて、笑ってください、もっと笑顔でハキハキと喋ってやってね、ほらもう次きたよ、ミチさんUberの商品の受け取り方って教わってます?、ドルチェセットください、どるちぇせっと。。。?店長どるちぇせっとってどう打つんですか。。あ、「物販」タブの5ページ目に押さないといけないものがあるんですね、そりゃそうですよね、「物販」の下にそりゃありますよね。。。額の汗が止まらない、恥ずかしい、口の中がぱさぱさ。。客のイライラ、苦笑、、むり。むりでした。すみませんむりです。そんな感じ。。。
別に、「いくら頑張ってもできる様にはならない」なんてことは、考えてない。ただ、できる様になっても、その先の自分の未来像、そんなにしても届きたいか、と聞かれたら、ちょっと違うかも、という気持ちだった。この仕事は、慣れても、何年もしても、ゾッとする気がする。もう、そんなものなんだろうな、と言い切るしかなかった。悔しいけど。
客層もモチベーション低下の理由としてあるのかな、と思った。
別に客層がすごい悪かったとか言いたいわけではない、むしろとてもいい方である認識。お店自体がとてもいい場所にあるから、客層もとても余裕のある人が多い。
色々、同僚と話してると、やっぱりこの仕事をやってる理由について直接話さなくても理解し始める。第一位は当たり前だけどお金で(大学生とか、バイト掛け持ちしてる人とか)、それ以外だと、コミュニケーションがとりたい、という面が大きそうだった。常連客さんと繋がったり、はたまたその方達と知り合ったきっかけで新しい仕事やビジネスに繋がったり、とか。
で、自分はもう本業があるから、お金は正直どうでもいい方で、ということはやっぱりその第二の理由の重要さが増す訳で。自分にはやっぱり、カフェの空間がとても重要で、それを大切にしたかった。空間がよくないという話ではないし、常連客がとても多いお店だからその人たちにとっては最高な空間なのだろうと思う。ただ自分が特別守りたいような空間ではなかった。それだけなんだと思う。タバコを吸いたい人、勉強や仕事をしたい人、少人数でワイワイしたい富裕層のマダム・ムッシュ、ちょっといいところで一緒にくつろぎたい大学生たち。その人たちの空間を守るの、僕じゃなくてよくねーか、となった。
だけどこうやって振り返る中で、自分の中で気をつけようとしているのは、「このバイトが続かなかった=自分は接客業はむり」とは言わないようにしている。内向的で、人とのコミュニケーションが苦手、という自分への偏見はずっと昔からあって、だからこういう接客業とかの挫折があると、「ほら言ったろ、やっぱりお前には無理なんだよ」みたいなうるさい声が頭の中で聞こえてくる。けど、違う、と毎回訂正している。そりゃあ、やっぱり知らない人と関わる仕事はリスクはある、コンピュータとかプログラムと違って予測できないから。だけど自分は、もう今まで何回も知らない人と話したり、助けたりするのをビジネスでも日常生活でもやってるし、人を助けるのは好きだし、だから接客業を諦めるとかは考えたくない。たまたま、この形式の接客業は自分にとっては楽しくない、続けたくない、それだけのことだから、そういう学びができてよかった。この形の接客業は、自分より楽しめる人は全然いるし、その人たちはそのカフェの空間が大事だと思って、それを守りたくて働いてて(みんなそう考えてる訳ではないとは思うけど、そういう気持ちが少しでもないと続けられない、という前提。。)、それはすごく素敵だと思う。
そんな感じです。自分の気持ちと考えがここで整理できたから、よかったけど、店長に退職の意図を伝える時とか、同僚に理由聞かれた時、なんて言えばいいかな、っていうのが別にモヤモヤしてる。。。店長へはここに書いたことの簡略版でもいいかもだけど、同僚ってなんて言えばいいんだろう。「ちょっとやっぱ、あまり自分に合ってないかもって思いましたてへぺろ」でいいかな。レジ大変でしたー、大変じゃないすかw みたいな感じで。まぁ、お店で初めて辞める人でもなんでもないんで、半分適当でもそんなに聞かれないんじゃないすかね。自分が考えすぎ。